MIDIクロックメッセージを2PPQのSYNC信号に変換します
- Microchip ATtiny202
このプロジェクトのビルドにはPlatformIOが必要です。
- platform: Atmel megaAVR 1.9.0
ビルドが完了したら、UPDIで書き込みを行ってください。
送信側の機器とMIDIケーブルで、受信側の機器と3.5mmのステレオミニケーブルで接続します。
モードスイッチでMIDI START/STOPメッセージと連動してSync信号を出力するか、連動しないかを選択することができます。
PA2ピンにモードスイッチ機能を割り当てています。PA2端子は内部プルアップしているので開放時はHになります。
PA2 | 動作 |
---|---|
L | MIDI Start/Stopメッセージに連動してSync信号を出力します |
H | MIDIクロックを受信している間はSync信号を出力し続けます |
このプロジェクトではSync信号のパルス幅を5msに設定しています。
コルグの仕様では15msですが、他の多くの会社の機器では5msに設定されていることによります。
パルス幅は TCA.SINGLE.PER
in TCA0_init()
で変更できます。
PPQ値をSysExメッセージにて変更することが可能です。
1から24までの値を指定できますが24の約数でなければ正しく動作しません。
PPQ値はEEPROMの0x00番地に格納されます。
Byte[Hex] | Description |
---|---|
F0 | Exclusive Status |
7E | non realtime Universal System Exclusive Message |
49 | Device ID |
0B | File Reference Message |
02 | Change (Select or Reselect) |
nn | PPQ : 1,2,3,4,6,8,0C(12d),18(24d) |
F7 | End Of Exclusive |
Sync信号パルス幅をSysExメッセージにて変更することが可能です。
5ms,15msのいずれかを設定できます。
Sync信号パルス幅値はEEPROMの0x01番地に格納されます。
Byte[Hex] | Description |
---|---|
F0 | Exclusive Status |
7E | non realtime Universal System Exclusive Message |
49 | Device ID |
0B | File Reference Message |
02 | Change (Select or Reselect) |
nn | Pulse Width 5ms:3F(63d), 15ms:5F(95d), Reserved:7F(127d) |
F7 | End Of Exclusive |
assets/sysexにSysExファイルを格納しています。必要に応じて使用してください。
【注意】SysExメッセージは独自のものを定義するのではなく、ユニバーサル・システム・エクスクルーシブのFile Reference Messageを流用しています。
MIDItoSyncConverter is open source and licensed under the GPL3 License.